冬場よく手・足の冷えが気になる方も多いと思います。しかし、今の季節でも冷えが気になる方はおられると思います。
私も手の冷えは気にはなりませんが、足の冷えは年中あります。また、お風呂に入った後、お布団の中に入っていても全く温くなりません。
手・足の冷えをそのままにしておくと身体に様々な影響が出る事があります。
冷えとは、手・足などが冷える状態と言われ、特に下半身の冷える病気で婦人に多いとも言われています。男性でも冷えを感じる方はおられるので一概には言えません。
女性に多い理由として、最近は薄着をするなどで体が冷えやすい状態に自らしています。それで子宮の排泄機能が低下し生理での排泄する血液が子宮内に溜まり、血の循環も悪くなるので冷えが出やすくなります。
そのままの状態でいると、①生理痛が重い②子宮関連の病気の原因(子宮筋腫・子宮内膜症など)③膀胱炎④気管支炎⑤更年期障害などといった様々な原因になります。
冷えの原因で気づきにくいのが、慢性関節リウマチがあります。
冷えると末梢神経にストレスが生じ、血管収縮が起こります。慢性関節リウマチの初期症状として熱っぽさや食欲不振、手・足のシビレ、関節のこわばりといった症状が気づきにくく進行してから気づくといった事があります。
慢性関節リウマチは、関節が炎症を起こして、その関節の骨や軟骨が破壊されることで、関節を曲げ伸ばしがしにくくなります。そのままほっておくと関節が動きにくくなり変形を生じてきます。
当院でも、関節リウマチの方がおられますが、「指が曲げにくい」と仰っていました。手や全身の運動を行うことで、「痛みも緩和され動きがしやすくなった」と喜ばれています。