「同じ五十肩でも、今の時期によって対処法は全く違います」
「ストレッチした方がいいと言われた」
「温めた方がいいと言われた」
「冷やした方がいいと言われた」
実は、どれも間違いではありません。
しかし、今の時期に合っていなければ、かえって悪化することがあります。
まずは、ご自身がどの時期なのか確認してみましょう。
STEP1 あなたはどのタイプ?
まずは3つのタイプにわけていきますので、質問に答えてみてください。
| 質問① | YES | NO |
|---|---|---|
| 夜中にズキズキ痛くて目が覚める | □ | □ |
| 何もしなくても痛い | □ | □ |
| 少し動くだけでも激痛 | □ | □ |
YESが多い
↓
炎症期
| 質問② | YES | NO |
|---|---|---|
| 激痛は減ってきた | □ | □ |
| 腕は途中までしか上がらない | □ | □ |
|
後ろに手が回らない |
□ | □ |
|
固まった感じがする |
□ | □ |
↓
拘縮期
| 質問③ | YES | NO |
|---|---|---|
| 少しずつ動くようになってきた | □ | □ |
| 痛みはかなり減った | □ | □ |
| 可動域の制限だけ残っている | □ | □ |
↓
回復期
炎症期とは?
組織が傷ついて、火事が起こっている状況の時です。
特徴
- 夜間痛
- 安静でも痛い
- ズキズキ痛む
- 熱っぽい
この時期にやること
✅ 痛みを落ち着かせる
✅ 無理に動かさない
✅ 痛みの少ない範囲だけ動かす
✅ 睡眠をしっかり取る
やってはいけないこと
❌ 我慢してストレッチ
❌ 強いマッサージ
❌ 無理な筋トレ
拘縮期とは?
組織が固まって、痛みは減っているが可動域は回復していない時期です。

特徴
- 痛みは少し減る
- 固まる
- 洋服が着にくい
- エプロンが結べない
この時期にやること
✅ 少しずつ動かす
✅ 肩甲骨も動かす
✅ 姿勢改善
✅ 呼吸改善
やってはいけないこと
❌ 急激に伸ばす
❌ 毎日限界までストレッチ
回復期とは?
固まった組織をどんどん動かして、元の状態に戻していく時期です。

特徴
- 痛みは少ない
- 動きが戻ってくる
- まだ少し硬い
やること
✅ 可動域を広げる
✅ 筋力回復
✅ 全身運動
✅ 再発予防
病院へ行くべきサイン
以下のサインがある場合は、脳血管障害や、頚椎の神経障害、感染症などが疑われ、病院での詳しい検査をお勧めします。
以下の場合は五十肩ではない可能性があります。
- 転倒後から痛い
- 腕が全く上がらない
- 力が入らない
- 指までしびれる
- 発熱がある
- 安静でもどんどん悪化する
よくある質問
温める?冷やす?
炎症期
→冷やす方が楽なことが多い
拘縮期
→温めた方が動きやすい
ストレッチは?
炎症期
×
拘縮期
△
回復期
◎
整体はいつから?
炎症期でも受けられます。
ただし、肩を無理に動かす施術ではなく、痛みを和らげることや姿勢・呼吸・全身のバランスを整えることが中心になります。
拘縮期・回復期では、肩だけでなく肩甲骨や胸郭、姿勢、歩行なども含めた全身へのアプローチが、回復を後押しします。
まとめ
五十肩は、
「どんな治療をするか」よりも、「今どの時期なのか」を見極めることが最も重要です。
同じストレッチでも、炎症期では悪化することがあり、回復期では改善につながることがあります。
まずは現在の状態を正しく知り、その時期に合った対処を選ぶことが、回復への近道です。
また、はっきりと炎症期、拘縮期、回復期と別れているわけではなく、それぞれの時期がグラデーションで進んでいきます。
このあたりはプロにお身体を診ていただいて、今現在自分がどの時期なのかの判断を仰ぐのが良いと思います。
お大事にお過ごしください。







