3年前に右の股関節に違和感を感じ始めました。
でも、主人の母の介護で自分の体の事は後回し。
朝は主人と子供たちのお弁当作りで早起きして、義母の介護をしてと怒涛の1日をただただこなす毎日。
唯一の自分の時間は夜の11時に洗濯をたたみながらテレビを見る時間だけ。
寝るとまた1日が始まると思うと、テレビを見る時間が伸びて結局寝不足気味。そして、半年前より左足の股関節まで痛みが出てきて、今はスーパーもカートを押さないと30分も歩けないほど痛くなってしまった。
知人に聞くと手術、ネットを見ても手術、と私は入院する時間もないし何より手術は怖い…。
今、そんな状態になっている女性のあなただけこれから先を読んでください。
大阪府河内長野市の整体師が歩くと痛い股関節を自力で治す方法をお伝えします。
contents
知られていない股関節の変形を悪化させる行動
良かれと思ってやっていたことが、逆に悪くしているのだとしたら・・・
最悪ですよね。
股関節の変形で大切なことは、「良いことを増やす」より「悪いことを減らす」です。悪い習慣をやめるだけでも痛みは変わっていきます。
それでは、当院に来られる患者様に多い間違った習慣をお伝えしていきます。
野菜中心の生活食生活
股関節の変形で痛みが出ている方に多く見られるのは、体重が標準より重たいことです。そして、それなりに気を使って食事を意識している人も少なくありません。
ただ、テレビや雑誌の情報で、痩せるために、野菜中心の食生活や炭水化物を抜く食事。また、夕食を抜いたり、朝昼兼用にしたりとバランスを欠いた食生活になっている方が印象的です。
股関節は、骨密度がとても大切になります。上半身の体重を支える関節になりますので。
栄養はバランスがとても大事です。実は、摂取した栄養の一番少ないものの基準でしか人体に吸収されませんので、ビタミンCを大量にとっていてもビタミンAが少なければビタミンAの量分でしか人体に栄養が吸収されません。
確かに日本人は農耕民族で、朝も長く野菜を吸収することに適していますが、魚、肉をとらなければ骨は作られません。
またそれを支える筋力も作られません。朝は1日の活動のためのエネルギーを作るため、夜は寝ている間に体を作るために必要ですのでしっかりとるようにしましょう。
フィットネスクラブのランニングマシン
股関節の痛みをなんとかしようとフィットネスクラブに行き、そこでランニングマシンで歩かれる方がいます。
1人で歩くのは続かないのでフィットネスクラブに行く気持ちもわかります。しかし、ランニングマシンは実は悪化させていることを理解してください。
正しい歩行というのは体を前方に傾け地を踏みしめ、骨盤が動きながら推進していくことです。
それに対して、ランニングマシンは地面となるベルトが動くため地面を踏みしめることができずに骨盤にも動きが出せません。
つまり骨盤が固定された状態での歩行になるわけです。
そうなると大腿骨のみ可動することになり股関節にかかる負荷が増加し、摩耗を早めてしまいます。
歩かない生活
歩くことで骨が鍛えられ、造血作用とウィルスと戦う白血球の生成を促されます。
骨はコラーゲン蛋白にカルシウムがくっついてできたものです。
このカルシウムイオンがくっつきに行くには電気的な変化が必要です。
歩行し圧力が加わることで電子が飛び出し、マイナスの電荷に骨はなります。するとプラスイオンのカルシウムイオンがくっつきに行くわけです。
骨の中心にある骨髄は造血を促しますが、圧力の変化によってこの作用も変わります。
白血球のうちのウィルスのような極めて小さい微生物をやっつけてくれるリンパ球、バクテリアを食べてしまう顆粒球、そしてリンパ球に指令を送る探求(マクロファージ)があり、歩行によって圧力が加えたときに顆粒球と探求が作られ、寝ているときはリンパ球が作られています。
赤血球も圧力が加わらない時に作られますので寝ている時です。
このバランスが崩れると敵の侵入を許し自己免疫疾患や感染症になりやすくなります。
この白血球のバランスも変形性股関節症の人には大切です。
敵の侵入を許しやすくなると戦う軍隊が必要ですので、軍隊を増やします。
その軍隊の材料となるのがコレステロールです。
ですので、食事をそんなに取らなくても体質的に太りやすくなります。
特に女性はお尻から太ももに脂肪がつきやすいので、股関節が影響受けてしまうのです。
また、プールで歩くことも筋肉を動かす、代謝を上げる、可動域を落とさないと言う目的ならOKですが、荷重がかからないので、治していくと言う意味では効果を期待しないでください。
整体師が考える股関節の役割
股関節の役割は様々ありますが、まずは「自己犠牲」という役割でお話しします。
運動学的に言うと、腰椎の硬直や胸椎の硬直を受け止めてくれているところが股関節になります。
股関節は腰や胸の動きの悪さを負担してくれている場所でもあります。元々股関節が浅かったり、硬かったりすると痛みやすいですが、それとは別に、若い頃に体操やバレエを習っていた女性で股関節が格段に柔らかい人は、体を股関節中心に使う習慣が身についており、これも股関節に負担がかかる原因です。
変形性股関節症になられている女性は、あくまで当院に来られる患者様の印象ですが、何か「我慢」している人が多いです。それは怒りであったり、悲しみであったり、寂しさであったりですが、とにかく「我慢」されている人が多いです。
また、右の股関節の人は頭痛やめまいなど頭部に症状を、左側の人は心臓や肺など胸部に症状出す方が多いです。
このことからも股関節を患う人は何か深い苦しみをお持ちの方が多いと感じています。
股関節は肩と連動することによって、自律神経を整えている
人間はもともと四足歩行でした。立ち上がり手を使えるようになり脳が発達し、文明を築いてきたわけですが、実はまだまだ二足歩行の時代より四足歩行の時代の方が長いわけです。
時間にすると365分の1といえばいいでしょうか。一年のうち、二足歩行で生活し出した期間は1日間です。
ですので、体の構造的には完全に二足歩行に適している状態ではないのです。
股関節と肩関節は常に連動して動いており、どちらかに異常が出ると、決まって片方に異常が出てきます。
また、歩行も手を振らないと歩きにくいと思いますが、実はリズムを使って体を動かしていきます。
呼吸のリズムを肩や股関節が動きにくくなると乱れてきます。
浅くなって回数が増えてきます。すると、自律神経に乱れが生じいつも焦っていたり、イライラしたり、逆にやる気が出ないなどの自律神経の症状を出してきます。
股関節は実は自律神経を調節している大きな役割を持っているともいえるのです。
消化機能を反映しているのが股関節
睡眠不足やバランスの欠いた食事、運動不足なので便に異常が出ますと、腸の中に溜まることになります。
すると、内容物が腐って熱を帯びて、腸が熱を持ちます。この熱を外に出すために股関節を動かし、歩行し、直腸より熱を放出しているのですが、熱を持ちすぎたり、股関節に動きが出にくくなると、腸の熱はその前にある子宮や後にある腰椎に伝わります。
そして子宮のホルモン放出量を変えてしまったり、腰椎の変性を招いたりします。
さらに腰の角度が変わり、股関節の角度を変えなくてはいけなくなったり、股関節周りの脂肪がつきやすくなり変形や負荷を増加させたりしてしまいます。
股関節を見れば消化器の状態が反映しています。
股関節の痛みを軽減していくストレッチ・トレーニング
「骨トレスクワット」
このスクワットを行うことにより、骨盤を正しい位置に戻し、骨に荷重をまっすぐにかけることになり、脊椎・大腿骨といった体を支える骨を強くすることができます。
股関節は骨頭が関節窩に正しく入っていく、荷重して行くことが変形を防ぐことにもなります。
まず、足を肩幅に広げ、つま先をまっすぐ前に向けて平行にします。
手をがっちりと結び、上から見たときにきれいな円をつくります。できるだけ大きな円を作ることを意識してください。
ここから体重を落としていくのですが、ポイントは膝は前に出さないことです。お尻を下に落としていきましょう。
膝が90度まで落ちると、そこからゆっくりと体を左右に捻ります。そして正面に戻ってからゆっくりと上に戻していきます。
この骨トレスクワットは最初は5セット、慣れてくると10セット、20セットと増やしていきましょう。最高30セットまではOK
です。
「膝立ちプロペラストレッチ」
股関節は可動域を増やしていくことも大切ですが、さらに大切なのは荷重をかけていくことです。
このストレッチは荷重をかけながら、可動域を作っていくことができる一石二鳥のストレッチです。
まず、床が硬くないところで膝立ちをしてください。辛ければ壁に手をついたり支えてもらって大丈夫です。
そこから足を外に開く、そしてうちに閉じるを30回行ってください。痛みが出始める直前で止めてください。時間帯は朝1番と寝る直前の2回です。
痛みが減少してくれば、少し痛みを我慢して外に開く範囲を大きくしてください。
「股の押し込みストレッチ」
変形性股関節症はほとんどの場合大腿骨が関節窩と呼ばれる穴から外へ移動しています。
ですので内へ押し込み、正常な関節の形にしていく必要があります。
まず、片膝を立てて手を膝に置いて体を支えた状態で屈みます。
ますそして後ろ足を90度内旋させます。
このまま胸を張ったまま体重を前にかけていきます。
後ろに引いている側の股関節がストレッチかかればOKです。
この状態でまず10秒、2セット目は20秒、3セット目は30秒、と計3セット行ってください。
このストレッチを行う時間帯は日中の体が温まって動けるようになったときに行ってください。筋肉が硬いまま行うと痛めてしまう可能性がありますので注意が必要です。
番外編
テニスボールを使った臀筋筋膜リリース
もし用意できるのであれば、この筋膜リリースは即効性も高くお勧めです。
まず痛い側の股関節を下にして横向きに寝ます。
そしてちょうど大腿骨の1番出ている場所から3cm上にボールを入れ覆い被さります。(
ハートマークのところに当てます)
足にまでズーンと響くことがあると思いますが、それで正解です。痛い側の足を、膝が胸に近づくように屈曲していきます。
最大まで屈曲したところから、今度は足を伸ばしきってください。
かなり痛いと思いますが、このテニスボールが当たっているところは中臀筋、大臀筋と筋肉が重なっているところです。
変形性股関節症の人は歩行が横に揺れてしまうので、この筋肉が緊張してしまうのです。
ですのでしっかりとこの筋膜リリースを行うと、立ち上がったときに自分の足でないみたいに軽く感じるはずです。
痛くない側の足も同様に左右10回ずつ行ってください。
タイミングは夕食前に行うことをお勧めします。
体が熱くなり消化機能も一緒に高めてくれます。
そしてとってもオススメ、パワープレートによる重力負荷
股関節の骨強度、筋力強化、可動性を増強するときに必要になってくるのが重力です。
宇宙飛行士が帰還しますと、骨はスカスカ、血圧は上昇、筋力はヘトヘトの状態。
そこから、元の状態に戻すために使用しているのがパワープレート 。
上下、左右、前後に1秒間に30回転以上高速振動させ、本人が意識できない体の奥の筋肉まで動かしていきます。
また重力がかかるので骨の強度も同時に高めてくれます。
メリットは痛くて自分で動かせない人でも、乗ってポージングするだけで鍛えられるということ。
股関節は可動域が広く、その分、細かい動きが必要なってきますので、設置している施設はまだ少ないかもしれませんがお勧めします。
まとめ
どんどん悪化し、痛みが強くなってきて不安なあなた。
股関節の変形を悪化させる行動。
間違った食事、歩行、ストレッチを止めること、痛み、変形をとっていく上で大切なのは良いことを増やすより悪いことを減らすことです。
そして股関節の役割を理解しましょう。
自己犠牲を持つ役割、肩とともに自律神経を整える役割、消化器機能を反映する役割。
それぞれを理解し日常を過ごしましょう。
さらに痛みを理解していく、ストレッチ、トレーニング。
痛みを軽減していくストレッチトレーニング後、骨トレスクワット、プロペラ押し込み長期的に、決まった時間にこつこつ続けていくことが重要です。
手術は1番最後の手段です。
それよりもなぜ股関節が変形し、痛みが出てきたのかを理解し、その原因を変えてことです。
もし近くの施設にパワープレートがあるなら、有効活用し、動きをつけていくこと、重力をかけることを意識してください。
大阪府河内長野市の整体院では一人ひとりの原因を正しく理解し、行動・習慣からアドバイスしています。
自分でどうしてもできないことがありますが、できることはしっかりとやっていきましょう。
まとめ動画
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