階段を降りるときに膝が痛くて、旅行に行くのを躊躇してしまう。しゃがむときに痛くて、草むしりができない。
このような悔しい経験をされている方は多いと思います。
今回は、このような状態で病院に行ったりテレビを見たりして、「太ももの筋肉を鍛えなさい」といわれているが本当なのか?ということと、すぐできて簡単に改善に繋がる方法をお伝えしていきます。
膝の変形のパターン
変形性膝関節症は、大きく分けて3つの関節の変形パターンがあります。
1、太ももと、すねの関節で起こる変形。
これは、歩いたり、階段の上り下りなど体重をかけたときに痛みが出るのと膝の内側もしくは外側に痛みが出ます。
2、太ももと膝のお皿の関節で起こる変形。
これは、しゃがんだり、ジョギングなどで膝の前が痛くなります。階段は降りのみ痛いです。
3、両方が混合して起こる変形。
太ももの筋肉が大切な理由
膝関節はまっすぐ体重が乗ることによって、荷重を分散し、滑液という栄養液が出て軟骨を栄養していきます。しかし横揺れなど膝関節にまっすぐ荷重がかからないことで変形が起こってきます。
そこで大切なのが、大腿四頭筋といわれる太ももの筋肉です。
大腿四頭筋の作用は膝を伸ばすことと、股関節を曲げていくことなのですが、何より大切なのは膝関節を安定させることです。
この筋肉がうまく働かないと、膝が不安定になり正しく荷重がかかっていきません。
では、よく目にする、椅子に座って足を上げたり、寝転んで足を上げるは効果的なのか?というと
変形性膝関節症の大腿四頭筋のトレーニングとしては、効かせきれていないからです。
もう一度言いますが、大腿四頭筋は膝関節を安定させる筋肉ですので荷重をかけながらトレーニングする必要があります。
まっすぐ乗せることを覚えながら筋力を使う練習をするということです。
膝を安定させる太もものトレーニング
それではやり方をお伝えしていきます。
①昇降台でも、段差でもいいので用意してください。
②痛くない方の足から昇ります。このとき上に上がるのでなく、前に上がることを意識してください。
③上げた足から、まっすぐつくように降りてください。
これを片足30回×3セット毎日行いましょう。
ふらつくようでしたら、手すりを持っていただいて大丈夫です。もし途中で痛みが出たら止めてください。
途中で痛みが出ても後に痛みが残らなければ次の日も続けていただいて大丈夫です。
すぐに結果としては出にくいですが3週間も続けると歩いている時に「安定したな」と実感されてくると思いますので継続してください。
まとめ
膝の変形は、まっすぐ荷重がかからないことによって起こります。
まっすぐ乗せるために必要なのが、太ももの筋肉(大腿四頭筋)なのです。
この筋肉を鍛えるには昇降台で「上」ではなく「前」に上がることがポイントです。
太ももの筋肉を鍛えて安定した膝を作り、痛みを改善していきましょう。
それでも、痛みが変わらないようでしたらプロの専門家を訪れてみてください。
大阪府河内長野市の整体院では一人一人の原因を把握し、アドバイスしています。
LINE登録も宜しくお願いします
お友達追加で、予約もお問合せも簡単にできます!